千葉県SLネット春季合同防災訓練を実施

5月25日(日)佐倉城址公園にて千葉県SLネット春季合同防災訓練(後援:佐倉市社会福祉協議会)が行われました。

県内30名近くのSLが参加しました。

 深味SL県ネット会長の挨拶のあと、特別ゲストとして大塚製薬の方から、熱中症の説明や予防策についてお話しいただき、ポカリスエットの差し入れも頂きました。

 その後、昼食用にアルファー化米50食分の作成に取り掛かりました。

 通常、お湯を使って作りますが、今回は、発災初期を想定し、常温のペットボトルの水を使用。水の場合は出来上がるまでに1時間程度かかることから、それを見越して仕込み始めました。

 

 午前の目玉の訓練は、10m×10mのブルーシートと竹、ロープを使った大型テント設営です。

 大型テント設営では、日頃から農作業や野外活動でロープの扱いに慣れたSLが基礎部分の設営を担当し、その脇で、ロープワーク初心者が基本のロープ結索の練習。全員が本結び、巻き結びを習得した後に、ブルーシートに実際に結索をしていきました。

 ひとつづつ丁寧にゆっくりと結索を確認しながら全員参加で1時間半ほどかけて設営しました。

 

 大型テントの設営が完了した頃、アルファ化米も程よく出来上がり、今関SLお手製の汁と漬物を頂きながら、大型テントの下で昼食をとりました。

 

 午後は、2班に分かれて搬送訓練を行いました。

 1班は、応急担架搬送を片桐SL指導の下、実施。毛布やブルーシートで応急担架を作り、足並みをそろえる訓練を実施しました。

 もう1班は佐倉市社会福祉協議会からお借りした車いすでの搬送を坂内SLの指導の下行いました。車いすの特徴や使い方について説明を受けた後、屋外のしかも起伏のある斜面を利用しながら繰り返し訓練しました。

 

 全員が体験・習得することを目的に一つの訓練をじっくりと丁寧に、行い、非常に有意義な訓練となりました。